こんにちは、たちば7です。
今回はMACD(マックディー)というテクニカル分析ツールのお話しをしたいと思います。こちらも株式投資の世界では広く使われているトレンド転換を予測するツールですので覚えて下さい。
MACDとは
MACDとは、正式名称は「Moving Average Convergence Divergence」の頭文字をとったもので、移動平均線を応用したテクニカル分析のチャートになります。移動平均収束拡散や移動平均収束乖離とも呼ばれます。
チャート
上記の図(TradingView)から、青いラインがMACDライン、赤いラインがシグナルラインで下の棒グラフはヒストグラムになります。
- MACDラインは、(短期の移動平均線の期間は12日)ー(長期の移動平均線の期間は26日)で求めます。
- シグナルラインは、移動平均の期間は9日になります。
- ヒストグラムは、MACDラインーシグナルラインを数値化し棒グラフにしたものです。
見方
赤いラインであるシグナルラインは先に動くファストラインで、その後をスローラインであるMACDラインである青いラインが続くようにチャートを描きます。
そしてトレンドの転換する場面に、MACDラインがシグナルラインを下から上に交差する時はゴールデンクロス(GX)といい上昇トレンドに入る可能性があります。逆にMACDラインがシグナルラインを上から下に交差する時はデッドクロス(DX)といい下落トレンドに入る可能性があります。
ヒストグラムは、ゴールデンクロス後にMACDラインがシグナルラインより上いる場合、白いラインである「0」の上が緑になり、0ラインから離れるほど棒グラフの高さが高くなり、近づくと低くなり、MACDラインが下がってくると色が薄くなります。逆にデットクロスになると MACDラインがシグナルラインより下にいる場合、 0ラインの下が赤くなり、同じようになります。こちらは、ラインではなく棒グラフで見やすい方はこちらの方が良いかもしれません。(私自身はラインのみにしています、他のチャートも見ているのでヒストグラムも見るのはなかなか難しいので。)
注意点
ただし、このMACDも株式投資でよく使われるテクニカル分析ツールなので、例えばゴールデンクロスをする時にチャンスと思い株式を購入しようと考えますがちょっと待って下さい、実はだまし(他の投資家がそれ瞬間に逆に売り(空売り)を入れてくる場合)という可能性がありますので気を付けて下さい。(簡単に空売りとは株式を借りてきて売却して、下がった時に買戻しして株式を返すことです)
なので他のテクニカル分析ツールを活用して下さい、前に話してた単純移動平均線もその一つでもあるので見てない方はぜひとも。まだ他のテクニカル分析ツールも紹介するので待ってて下さい。
まとめ
最後にMACDはトレンドの転換の目安、MACDラインとシグナルラインが転換するポイントであるゴールデンクロスとデットクロスが近くなる時に株式の購入か売却(空売り)をしようか考えます。
もう一度言いますが「だまし」という罠の可能性があるので他のテクニカル分析ツールを併用して使いましょうという事です。
最後までお読みいただき有り難うございました。