テクニカル分析基礎

テクニカル分析【出来高】

こんにちは、たちば7です。

今回も次回から続いているテクニカル分析のツールの一つである、出来高についてお話していきたいと思います。

出来高とは?

一日、一週間などのある期間中で成立した株式の売買された数量になります。売りの株式と買いの株式で取引が成立し、出来高が出来ます。

例えば、一日の中で株式が欲しい人が100株買いたい場合、売りたい人が株式を100株で売ったりしますと、これで売買が成立して取引されます、そしたら出来高が100株になります。なので取引は買いたい人と売りたい人が両方そろって初めて成立するので覚えてください。

株式の世界には「出来高は株価に先行する」という格言があります。つまり、株価が上昇する前から段々と出来高が増えてきて上昇トレンドに入るということです、ただ全てがそうとは限らないので気を付けてください。

上記の図は以前に説明したローソク足チャートと単純移動平均線あり、その下にある棒グラフが出来高になります。

もし上記の図のローソク足が日足の場合、下にある出来高は一日で成立した取引の結果です。

ちなみに出来高が多い理由としては人気、好悪材、地合い等があります。

例えば、企業の業績が良くなってきたことや企業が成長するニュースであったり、今だと半導体関係やEV関係などの企業がそうです。

出来高が多い銘柄と時価総額

あとは元々出来高が多い銘柄(流動性が高い)もあります、それは株式を発行している数が多いのです、だいたいは有名な大企業であったり、時価総額が高いところが多いです。

時価総額とは発行している株式数×株価で計算されます。基本的に企業の価値や規模の指標であり、利益や資産が多くなると高くなります。ですが株価は日々変動しますし、時には株価が過大に評価される場合もありますので注意してください。

  • A会社 株価   500円  発行株数  1万株 時価総額 500万円
  • B会社 株価  1,000円  発行株式数 5千株 時価総額 500万円

例として上記のように株価が違いがあっても株式数によって時価総額があまり変わらないのもあります。(実際は時価総額が同じとは考えにくいですが、株価が大分差がある企業でも時価総額が近い場合もあります)

出来高がが少ない銘柄(流動性が低い)注意点

逆に出来高が少ない銘柄とは元々発行株式数が少ない企業であり、マザーズやジャスダックに多いです、それは会社設立からまだ日が浅い理由等があります。

それと、マザーズとジャスダックは成長性が高い企業が多いので業績が良くなったり、企業が成長するニュースが出たら、どの投資家も株価は上がると思い買いに殺到しますが元々株式数が少ないので株価は急上昇します。

ここで反面、注意して欲しいポイントがもちろんあります。

もし株式を購入して後に業績が悪かったり、企業が成長が下がるニュースが出たら株価は下落していくが株式を売りたいのに買いたい人が現れなかったら場合は直ぐには売ることが出来ず、ものすごく安い株価で売らなければならないので本当に注意してください、なぜならば私自身の体験談です。(また別の機会でお話ししますね)

まとめ

出来高についてのお話をさせて頂きましたが、株式を購入する時はその企業の発行株式数を見てください、さらに企業の普段の出来高と比べて増えてきているとしていたらそれは上昇サインなのかもしれません。

他に上記で説明したように発行株式数が多い銘柄と少ない銘柄と色々ありますし、注意点も忘れないで下さい。

出来高はトレンドの転換、株価が上昇、下落するポイントを見つけるツールの一つですがただこればかりに注目しても難しいので他のツール等も使用して取引をするのが良いでしょう、それは他のツールを使う時も一緒です。

それでは最後までお読みいただき有り難うございました。